では、感動のリボーンの核心部分のネタばれ、行こうか!!!!!!
★何故、ベベはこんなにも純粋なのか・・・・・・・????
A:べべは、生まれてすぐ死んでしまったから
だから、何も知らない。言動が幼い。純粋無垢で天真爛漫なのである。
「ベベ」と言うのは、フランス語で、赤ちゃんの意味。
名前もつけてもらえないうちに死んでしまったが、
母親に「べべ」(私の赤ちゃん)と呼びかけられていたため、
べべは自分の名前を「べべ」だと思い込んでいたのだ。
(生まれてすぐに死んだのに、しゃべれたり、
ある程度のことは知っていたりはなぜ?と言うつっこみはなしね)
★最後に明かされる、このドラマの最大の核心、ベベとジャンヌダルクの関係は??
しかし、ベベが2つだけ覚えていることがあった。
それが、後半、ジャンヌダルクとの二人だけの会話の中で明らかにされる。
自分の生まれた土地の名前の、おぼろげな記憶。
べべ「ダリダリ」?
実際は、史実にもあるジャンヌダルクの生誕地「ドンレミ」である。
そして、2つ目。
べべ「大きな木が、二つ、こうやって交わってる所知らない?」
ジャンヌダルク「そんなのは、分からない」
実は、べべが「大きな木が二つ」と思っていたのは、
赤ちゃんのベベが、つぶらな瞳で見つめていた、
母親の胸にぶら下げられていた、木でできた十字架であった・・・・・・・・・・・・・・(泣)
(うわぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・書いていて、また涙出てきた・・・・・・・・・・)
最後にジャンヌが、その十字架を胸から取り出して、べべに見せる場面がある。
そう、ベベはジャンヌがフランスの英雄になる前に産んだ娘だったのだ。
そして英国との戦いに立ち上がった理由は、神の声を聞いたからではなく、
最愛のわが子を殺された憎しみと復讐が動機だったことが明かされる。
★最後に、命をもらえなかったのは誰なのか
残された一つの命(手塚治虫)をかけて、争うことになった「親子」。
戦争で苦しみを味わったジャンヌは、平和な手段で人々を幸せにしたい!と主張し、
見事オーディションに合格する。
しかし、いざ命の扉の向こう側に行こうかという土壇場になって、
ジャンヌは自ら辞退し、べべを命の扉の向こうに押しやってしまう。
ジャンヌ
「私は、過去の人生で悔やみきれないものがあった。それは幼いわが子を失ってしまったことだ」
「だから、あなたにもう一度人生をやり直してほしいの!」
べべ「ジャンヌ!!!!!!」
こうして命の扉は閉ざされ、べべは母と「生き別れ?」になる。
一段高くなった舞台の上段から、舞台を見下ろして、「ママ!」と叫ぶべべ。
命の再生はならなかったが、わが子にもう一度命を与えることができて、
ジャンヌダルクは、安らかな表情でべべを見上げる。
こうして舞台はエンディングを迎えるのだが・・・・・・・・・・・・
最大のオチはこの後にあった。
★「手塚治虫作品」がどんどん列挙されていく中、最後に出てきたのはなんとぉぉぉぉ!!!!!!
エンディングでは、新しい命を与えられ、手塚治虫になったべべが残した数多くの漫画作品が紹介される。
そのどれもが、各オーディションで話題になったりしたことと関連付けられている。
たとえば、最初「動く絵はないの?」とベベが語りみんなに馬鹿にされるが、
これは「アニメ」へと活かされたことが説明される。
たとえば、ライト兄弟のオーディションの時、「百万馬力が出れば空も飛べるね」
と言う会話が交わされる。この発想は「鉄腕アトム」に活かされる。
たとえば、ベベが「人の命を助けられるなら大金を受け取るもぐりの医者でもいい」
と言ったことが、「ブラック・ジャック」に活かされる。
そして、最後に紹介されたのが・・・・・・・・・・・・・・・・・なんとぉぉぉぉぉ!!!!!!
「リボンの騎士」だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
舞台のタイトルの「リボーン(reborn)」に掛けてあるのだ。
また、べべとジャンヌが、「リボンのような絆でしっかり結ばれている」
(ジャンヌのソロ曲中の歌詞)と言う設定にも掛けてある。
赤い上着を着て眼鏡をかけて、漫画家風の格好をしたべべが登場。
そして、ベベの隣に、登場したのは!!!!!!!!!
リボンの騎士の主役サファイアの格好をした、
ガキさんだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
初見で見た時、鳥肌が立った。身震いした。胸が熱くなった。
2006年のミュージカル「リボンの騎士」でサファイアを演じた高橋愛から
新リーダー新垣里沙へたすきが渡されたと言えよう!!
そう!!!!
なんと、リボーン(reborn)は、「モーニング娘。の再生」にもかけられてあったのだ・・・・・・・・・
なんと心憎い演出・・・・・・・・・・・・・・
こうして、ジャンヌもサファイアとなって、大団円を迎えるのだ。
■ガキれなの名演
筋書きはハチャメチャだけど、後半の胸が熱くなる展開はなかなかのものと思う。
筋書きを知らないで見た時は話の展開に魅せられ、
(まぁある程度途中から想像はつきますが)
筋を知ってしまったうえで見た際は、
田中れいな演じるベベの、一つ一つの幼い演技への哀れみ・同情がとてつもなく湧き起こってくる。
「かわいそうに、生まれてすぐ死んじゃったんだよな」と思うと、
かわいそうでかわいそうで・・・・・・・・・・・。
そんな素直な気持ちにさせて、涙を誘わせる、れいなの演技は絶品だ。
れいなはことさら飾りつけることなく、素直に演じている。
周りの大人の話が分からなくて、きょとんとしている表情や、
他の候補者がケンカしていたりするのを、残念がって悲しさいっぱいになってる表情や、
他の候補者が合格した時の、無私の喜びの表情。
从*´ ヮ`)<素に近い部分があるけん、演じやすいっちゃん!
とは言っているものの、
見ていて思わず微笑んでしまう役柄なのに、
見ているものの同情や哀れみを誘う演技は抜群だ。
そして、ガキさん。
前半のコメディタッチな部分では、怒りんぼうらしくベベと絡み、笑いを誘う。
難しい顔をしたまま、面白いことを言う。
後半の深刻な場面では、心に悩みを抱えていて、苦悩に満ち溢れた人物を、
あのファッショナブルでも見せたような、ガキさんらしい孤独感いっぱいの演技で、
見事に演じている。
台詞がないときの演技も絶品である。
最後の最後まで笑わないのだが、ベベの純粋さについにほだされて、
思わず笑ってしまう。その笑顔を見たべべが、「その笑顔どこかで見たことがある」と・・・・・・
。・゚・(ノД`)・゚・。
そんな見事な二人の名演に、最後は魅せられてしまった。
二人の壮絶な絡み合いが本当に濃密だ。
あまりにも舞台に集中していて、正直ここらへんどういう会話がなされたかよく覚えてない。
そして、二人の名演をさらに引き立たせるのが、それぞれのソロ歌唱。
割と似たような曲調ですが、微妙に異なっており、
それぞれが母、娘への思いを、しんみりと情感たっぷりに、でも力強く歌い上げる。
歌詞も見事にストーリーにぴったり。
二つの歌は、娘から母への想いを伝える歌、母から娘への返歌となっているようだ。
このソロ歌唱がまた素晴らしい。楽曲自体も出色。
れいなは、本当に清らかで透き通った歌声。
ガキさんは、独特の声質を活かした、やさしくてまろやかで、包み込むような歌声。
れいなのソロは途中、母役の歌の先生廣野有紀さんとのデュエットに、
ガキさんのソロは後半、れいなとのデュエットになる。
この歌がねぇ、また味わいがあって、泣けてくるのだ・・・・・・・・・
■ガキれなへの思い
愛ちゃんが卒業して、娘。では、もう愛れなを見ることができなくなった。
娘。外でまた見る機会はあるだろうが、とても稀なものになるだろう。
今回の「ガキれな、いいなぁ!!!!!!!」との思いは、
失われた愛れなに対する、代償行動なのだろうか。
そうかもしれない。
「大好きな二人」と言う存在を、また娘。の中でもう一度作り上げたい、
と言う気持ちなのかもしれない。
それでも構わない。
どんどん二人の名コンビをこれから見せていって、ガキれなの新しい歴史を刻んでほしい。
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と言うことで、トンデモ設定や筋書きの不具合は無視して、
母と娘の愛の物語として、純粋に、目一杯感動して来ようや!!
あと残り、3回、楽しむぞぉぉぉぉぉ!!!!!