新曲PV & 新生娘。

新曲、「浪漫〜MY DEAR BOY」の宣伝PVが流れ始めました。
当然のごとく美貴様、愛チュン、梨華っちの3人が前へ踊り出ています。
特に険しい表情を浮かべた美貴様がメンバー全員を「引きつれて闊歩」する場面は壮絶!
そしてマフィアのボスよろしく、ど真ん中の社長席に足を投げ出してで〜んと座る美貴様・・・・・・
いよいよ出て来たか、美貴様・・・・・・・・・う〜ん、たまらん。


辻ちゃん加護ちゃんの卒業を控えた2004年夏。
この新曲は、すでに二人が去った後の娘。の姿を先取りしているのでしょうか。


2004年におけるモーニング娘。の変容は、まさに、「丸」から「角」へ。


なっち、のの、あいぼんといった丸顔が去り、
主役になるであろう、満を持しての登場の美貴様、次期リーダー候補の梨華っち、
すでに歌の面で柱になっている愛チュン、驚くべき底力を備えた田中っち、が台頭。
4人の共通項は、きりりとしたシャープな顔立ち。
だから、丸から角へ・・・・・・。


冗談はほどほどにせぇ!、と言われそうですが、実は外見だけじゃなくて中身も丸から角へ。


ご存知の通り、ラブマを境に大きな舵取りをした娘。は、ハピサマで目指す方向を確立しました。
すなわち娘。の任務は、「幸福の使者」、「平和の伝道師」。
そしてその核となり、原動力となったのが、初期メンバーのなっちと、
第二世代の娘。の性格を決定づけたあいののの二人。


あれは、忘れもしないハピサマの初ステージとなったASAYANのスタジオライブ。
加入したばかりの辻ちゃんがにこやかに「ハイッ ハイッ」の振り付けをやっているのが
カメラに抜かれ、そのあまりにも天真爛漫な笑顔を見た瞬間、私の体に一気に広がりわたった幸福感。
決して忘れることはないであろうあの感覚こそ、愛と平和と人生のすばらしさを歌い上げ、
聞く者の体中にエンドルフィンを分泌しまくった、第二期娘。の魔力でありました。


そんな3人がことごとくいなくなる・・・・・・。
そしてその後の主役を担うのは、どちらかと言うと芸術家肌、よりアーチスティックな雰囲気を漂わせる面々。
愛チュン然り、美貴様然り、田中っち然り・・・・・・・。


あいのの去りし後、娘。は今までと同様に、見る者、聞く者の心の中に、
癒しのさざなみを発し続けることが果たしてできるのでしょうか。


ひょっとしたら、新しい娘。は再び大きく舵を取り、先鋭的な音楽を奏でていくのかもしれません。
いや、やっぱり娘。は永遠に癒しを与え人生のすばらしさを語り伝えていく使者であり続けるのかもしれません。
そんな新生モーニング娘。の新しい門出となる新曲の発売を今か今かと待ちわびている私であります。



P.S.


先日終了した春コンは、そのぶっ飛びパワーがあまりに強力で
「なっちのいない娘。ってどんなんだろう?」という、
誰かが卒業した後に必ず起きる興味さえ忘れさせてしまうほどでした。
しかし、どうしても忘れ去ることができなかったのが、失われたなっちの声の通りの良さ。
歌はもちろん、「みんなも一緒に!」とか「ジャンプ、ジャンプ、ジャンプ!」などの客席への掛け声にしても
なっちが歌えば、なっちが語れば、どんなにBGM音が大きくても、他のメンバーがいっぱい歌っていても、
すぐさまそれと分かるなっちの声・・・・・。
そんななっちの声の存在しない一抹の寂しさは消し去ることはできませんでした。
まさになっちの大きさを実感した瞬間。


P.S.2
ほーむめーかーの裕ちゃん、演技上手です!完璧!
ドラマ、本当に楽しいねっ!