10月5日(日) ニューヨーク3日目

■娘。ライブ、入場列確認(笑)(8時頃)


朝8時ごろ、ベストバイシアターまで下見に出かけ、
昨夜からでき始めたという入場列を見学に(笑)行く。気温は10度以下だったろう!
列は、ベストバイシアターの前を何重か往復した後、近くの角を超えて伸びつつあった。
会場前の列をもう少しじっくり見ていたら、もっと知った顔に出会えたはずだったのだが
(たとえば、れいなバスツアーで同じ組だったカナダのファンの人とか)、最後列を見て退散。
その際、さゆヲタの知人を見かけたので声をかける。


(私)「本当にこれから開始(15時開場)まで並ぶんですか?」
(さゆヲタ)「(観光じゃなく)これだけのために来たので、
必ずさゆに出席確認してもらわないといけないですからね」
(握手券つきのCDを買いそびれてはいけないと言う意味)


やはり観光気分できている自分とは気合が違う・・・・
ちなみにその方は、なんと2泊4日!!と言う強行スケジュールです。。。



■ハーレム、ゴスペルを聞くツアー


その後、9時45分に再び前日に集合したホテル、ニューヨーク・ヒルトン・ミッドタウンに集まり、
ハーレムゴスペルツアーに参加。


バンがかなり遅れて到着したので、出発が遅れたものの、
時間に余裕を持たせてあるので大丈夫とのこと。ハーレムの少し大きめの教会に入場。
教会と言っても西洋の尖塔のある建物ではなく、
普通のビルの中に客席と祈りの場が設けられているだけで、いわばコンサート会場。
ここの客席は2階まであって相当大規模。教会の名前を聞くのを忘れた。


観光客はすべて2階に座る。他にも外国人の団体などがあふれんばかりに座席を占めていた。
遅れてきたせいもあり、前の方に座らせてもらえる。
ちょうど、女性数人の楽隊?が合唱をしていた。なかなかの歌唱力である。
映画やドラマで見る雰囲気に近く、これなら期待通りだと胸をなでおろす。


と言うのも、このハーレムツアー、
企画する旅行会社や訪問する時間帯、期日、使う教会によって当たり外れがあるらしく、
子供のお芝居や牧師の説教が延々と続いて、
肝心の合唱が聞けなかったという事態が口コミでは散見されるのだ。


この日は、女性陣の合唱終了後、牧師らしき人からしばしの説教。
その後、多人数の男性陣が登場しステージに登壇、見事な合唱を披露してくれた。
歌は本当に身近な感じのするもので、演歌にも聞こえるし、
そこらへんにあるようなポップスや歌謡曲にも聞こえる。
なので、歌はうまいが、ある意味カラオケを楽しんでいるような感じ。


しかし、これはこれでいいのだ、と言うか、こういうものなのだ。彼らはプロでもなく、
日曜日の朝と言う時間に信者が集まり親交をかわし、自身の信仰心を確認し合う場なのであり、
まぁ行ってみれば近所の私的な寄合なのである。だから何をやろうと文句を言う筋合いはなく、
そういう黒人社会の日常を体験しに来ていることに意味があるのだ。
1階にいる本当の信者からは時には歓声や時には笑いが起こり、
1週間に一度の憩いの場であることが感じられた。



■ハーレムミニ観光


ゴスペルを聞いた後は、何カ所か近くのハーレムの名所観光。
大きな教会(セント・ジョン・ザ・ディバイン大聖堂)や地元の有名人の画家フランコさんを訪問。
大聖堂はこの日、犬をテーマにした?イベントがあるらしく立ち入っての観覧はできなかった。
画家は有名人で、この人と一緒に写真を撮ってもらうことができる。
もちろんそのお返しで絵を買うのが一応の約束なんだが、私は一応見ただけ。


この方がハーレムにあるたくさんの店のシャッターに絵を描いたものが有名であり、
2ヶ所だが、見ることができた。オバマ大統領などの有名人が描かれているものだった。
ハーレム地区、噂通り、日曜のこの時間帯は観光客でごった返し。
多分平日は閑散としているんだと思われる。



■添乗員さんの熱心な説明


ハーレムツアーでもガイドさんの熱心な解説を聞くことができた。これまた勉強になった。
ハーレム地区は元は人口増に対応するため白人向けに高級住宅街として作ったが、
不況の後、入居者がいなくなり仕方なく黒人に安く開放したとのこと。


アッパータウンの西側は高所得層の高級住宅街になっているが、
ここは所得があればだれでも住める。
一方のアッパータウンの東側は、いわゆるWASPと呼ばれる「白人の」高所得層しか住めない。
また、犬を飼う家が多く、休みの日には犬を散歩させている住人が多いとのこと。
またベビーカーが本当に頑丈かつ洗練されていて高級品を使っているとのこと。
休みの日は、犬を連れている人もベビーカーを押している人も白人だが、
平日になると押している人がメイドさんやバイトの人に一転してしまうとのことで、
階級社会と言うか格差社会の存在を改めて知らしめる話をしてくださった。


またこの地区によく見られる家の玄関が階段の上にあるのは、昔馬車が走っていたころ、
馬の糞などが玄関に飛んでこないように一段上の部分に設けたこと。
玄関の下には路面から少し階段で降りた半地下に勝手口があり、
使用人はここから出入りすることなど。


このガイドさんは東京でジャズの歌手をやっていた人で、だいぶ昔にニューヨークになってきて
その魅力の取り付かれ住人になったとのこと。今もジャズからクラシックまで音楽を聞き込み
勉強してるそうで、本当にガイドに熱心な方でした。



■ベストバイシアターへ(14時)


バンはその後元のホテルに戻り、解散。
宿泊先ホテルに戻り少し残り物で腹ごしらえ、急いで準備をして、
ベストバイシアターの入場列に並ぶ。この時点で14時過ぎ。少し出遅れたかな・・・・。
握手券つきCDの購入はだめかもしれない。それよりも知人から頼まれている記念Tシャツが
買えるかどうか、それが問題だったが、一応この時点ではもうあきらめていた。


娘。コンなどの話は、10月11日の日記を参照
モーニング娘。ニューヨーク公演@ベストバイシアター2014年10月5日
http://d.hatena.ne.jp/forever-mm/20141011



■ジャズバーへ(22時半)


ライブ、お見送り終了後、ホテルに戻る。
その後近くのジャズバー「Birdland」へ勇躍向かう。22時半開場でステージは23時からの1時間。
この日の夜の2回目公演。夜遅くまでやっていて大助かりだ。
店に入る前に、サンフランシスコであった現地人ヲタの集団に遭遇、
隣の鉄板焼き「牛角」で打上げをしていたそうな。


その後、店に入ってテーブル席かカウンターどちらがいいか聞かれたので、テーブル席を所望。
ステージの目の前、少し端のテーブルに案内された。
上段になった場所も結構埋まっており、一人もんはここと言うわけでもなさそうだ。
その後入ってきた客でステージ前もほぼ埋まった。ただ、全体的にはまだ空きがあり、
そんなに混まない、スペースに余裕のある店(テーブル間も詰め詰めではなく余裕がある感じ)
と言う口コミは正しかったようだ。


この日の演者は十人以上が演奏するビッグバンド。カリブ風の持ち味を醸し出すバンドである。
飲み物はビールとグラスワインを注文。結構一気に飲んだので酔いが回り、
またまた演奏時間の半分くらいは、うとうとしてしまっていた。
まぁしょうがないわな。リラックスできたのも楽しみの一部。
ジャズもなかなかいい音を出していて、親しめるものでした。
音楽についてはよく分かりませんが、素敵な音楽にゆったりした空間、
本当に平和なひと時でした。またジャズバーに行きたいな。東京でも行ってみよう。