スーパーロリキュン高橋愛/私の頭の中の消しゴム

forever-mm2010-09-10

■心に残る舞台でした


開演前は「朗読劇」という未知のものへの疑念に加え、
「2時間休憩なし」の張り紙に、


「どひゃ〜〜〜〜2、2時間もやるのかよ・・・・・・
さすがの愛ちゃん登場とはいえ、尻痛くなるやろうな・・・・・・」
と恐れをなしていたのですが、


後半はズンズンと引き込まれました。
一回も時計見ませんでしたもの(←これが私の良し悪しの基準ww)


それと、「朗読劇」といいつつ、
ところどころ、互いに読む日記が台詞のように連続しており、
これが普通の舞台のように感じられて、特にこういうやり取りが好きでした。
(なので、朗読劇じゃなく、普通の舞台やテレビドラマで
 やってほしい!という気持ちがふつふつと湧き起こりました)



■愛ちゃんの容姿


愛ちゃんは、最近の派手派手イケイケな印象を一新、
ほぼ黒髪に戻し、耳だしのポニーテール?
化粧も薄めで、一見地味ですけど、清楚な、
というより若干野暮ったい?お嬢さんという感じで登場。


実際、アパレル会社に勤務する総合職的な存在であり、
お父さんが会社の社長をやっているという設定ですので、雰囲気はぴったりかな。




では、ネタバレになりますが、以下拙い感想でも。



■七変化の主人公薫を見事に演じる、名優高橋愛


愛ちゃん、とにかく七変化する主人公薫を見事に演じてくれます。


前半、彼と出会ってから結婚するまでの間は、
OL的な雰囲気、ちょっとドジで抜けたところのある能天気なお嬢様を。


結婚に至るまでの一時、半年ほどお互いに疎遠になった期間は、悩める女性を。


結婚後は本当に幸せいっぱいの新婚さんを。


発病後は、自分の病気の症状に気づきショックを受けたり、
一方で誰にも打ち明けられずにいられない苦悩を。


そして・・・・・・・病気を周囲の人に理解してもらい、
徐々に子供へ退行しつつある中、どんどん幼く可愛らしくなっていく薫を。


そして・・・・・・・・・・・・最後は、すべての記憶をなくし、
悠久の世界をさまよう姿を・・・・・・・・・・・・・。



今日は(次もだけど)端っこの席だったため、涙をこの目で確認することはできませんでしたが、
涙いっぱいの演技だったことは確かです。


できることなら、朗読劇ではなく、本当の舞台、あるいはテレビドラマや映画で、
身振りを交えた演技を見てみたいと思います。



■見てて涙は出ましたか?


少しでもストーリー展開が論理的に変だな、と思っちゃうと冷静になってしまう達なので、
病気が進行しているのに薫が日記を冷静に書いている所とか、
薫の様子がおかしくなっているはずなのに、2か月も!夫の浩介が気がついていない所とか、


ちょっとおかしいよな、と思って、周囲の女性客が、盛大にぐすぐす鼻をすすっている状況下、
なかなか涙は出ませんでした。
しかし、ついに来てしまいました・・・・・


その場面は、・・・・・・ロリキュンだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!


やっと病気を浩介に打ち明けることができ、
お互いに頑張っていこうと意思を固くして以降の二人には、
つかの間の平和が訪れます。薬もよく効き、薫の状態もとても安定。


そんな中、薫がどんどん記憶をなくしていく対策として、
やらなければいけないこととかを忘れないよう、
メモを壁に貼り付けておこうする二人。


浩介と二人で、壁に向かって、たくさんのメモを貼り付け、
薫がそれを復唱していく場面・・・・・・・・・・・・・・・・・


うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・・。・゚・(ノД`)・゚・。


薫演ずる愛ちゃんの口調が、まるで幼児なのだ・・・・・・


若年性アルツハイマーという病気が題材になっているのに、
こんな戯言、本当に申し訳ございません・・・・・・・


でも、愛ちゃんが可愛かったとか、そんな理由なのかわからないけど、
もうここで涙が溢れてきて止まりませんでした。



■相手役の佐々木喜英さん


イケメンやなぁ〜〜
本当にお似合いのカップルでした。
愛ちゃんがこんなイケメン選んだら、もう脱帽&降参するしかないですね、我々ヲタも。


序盤、やや怒鳴ってばかりの演出がちょっと過剰な気がしましたが、
後半は薫に対する満ち溢れる愛が一直線に感じられて、
とても清々しかったです。


それにしても、薫が病気が進行した薫が、浩介の名前ではなく、
前に付き合っていた別の男性の名前を浩介に向かって呼びかける場面・・・・・・


切なかっただろうなぁ・・・・・・・(泣)
すごく気持ちが伝わってきましたね。



■以下、2ch狼より参考資料


190 名前:名無し募集中。。。 ◆gjduHHkgpw [] 投稿日:2010/09/10(金) 21:41:13.68 O
佐々木さんは前半の怒鳴る台詞がちょっとぎこちなかった感じが。
でも、心の部屋を開けてからは素敵な感じ。
高橋さんは椅子に浅く座って終始背筋を伸ばして演技。
ですので最後の場面で、だらっと椅子に座る姿が、
壊れてしまった薫を実にうまく表現してましたよね。


あまりにも大粒の涙が流れて、光ってるのは涙で濡れた髪の毛かなあ、
と思ったら…鼻みずが。どれほど感情移入してるんだろう。