「笑顔」(松浦亜弥)に涙する

なんだか聞いてると無性に感情が高ぶって、涙が出てくるんだけど・・・・・・・・・・・・


巷では(狼では)、「惨敗」と書かれていて、売れ行きもぱっとしないそうですが、
久しぶりに心をわしづかみにされるようなすばらしい曲に出会えた気持ち。


「生きてさえいればXXXXXXXX」


あまりにストレートすぎて、恥ずかしくなるような歌詞、
しかし、それがゆえに、胸にぐさりと突き刺さってきて、
「生きていかなければいけないんだ!」と強く心に言い聞かせてしまうのである。


今の自分に、「死んでしまいたい」、そう思ってしまうほどの大きな悲痛は実際のところない。
しかし、近い将来確実に自分を襲うであろう、大きな悲嘆を、予め感じ取って、
そして、そんな状態にいる自分を想像して、自らを奮い立たせるような気持ちで、
この歌を聴いて、感じ取ってしまうのである。


なぜだっ!!


あややの歌には心がこもってなかったんじゃなかったのか!!!???
私は問いたい。


あややの歌に心がこもっているかどうか、そんなことはこの際どうでもいい。
私の心がこれほどまでに揺さぶられたのは事実なのだ。


歌は心じゃない。歌い手の技巧こそが聞く者の心を揺さぶり、歌詞の世界を染み渡らせる手段だ。
これが、昔から私の思っている持論である。
あややはすばらしい歌手である。この1曲を聴くためだけでもライブに行かなくては!!


P.S.
「技巧こそが心を伝える」この持論を覆すことが、昨年あった。


それは・・・・・・・・・・・・リカンツ(石川梨華のフランツ王子)の歌である。
決して上手くはない彼女の歌を通して、彼女の心の叫びを、私は自分の心で感じ取った。
こんなことがあるのか・・・・・・・生まれてはじめての経験に私は身震いさえしたのであった。