ワンダコン/エルダーコン

2007年 1月 7日(日) ワンダコン/エルダーコン


【エルダーコン】


ワンダコンはやることがはっきりしていて、
勢いのある面子にしっかりと持ち歌を唄わせて盛り上げ、
人気メンバーを面白いように組み合わせてのりのりの曲を歌わせる。
そうしておけば、客は喜んで踊り飛び跳ねまくる。


一方のエルダーコンはどう見せるかが難しい。
すでに長い芸歴を持つ多才な人材。おまけに全く異なる芸風。
メンバーに付随してくるヲタのニーズも違う。


古典的な演出では各人の持ち歌の単純な羅列でいいのだが、もはやファンはそれを許さない。
(私はそれで十分と思うのですけどね)


逆に言えば、どんな演出も出来そう。
今年はどういうニーズがあるのか、どういうセットリストにするのか、
歌手の組み合わせはどうするのか、
そんな諸々のことを決定するだけでも本当に大変な作業だろう。でもそれを考えるのは本当に面白そう。


で、今回の結論はいろんなニーズの組み合わせだな。ある種の混沌の世界。
そんな意味で、とても「変な」ライブだった。


1.カントリー、メロンののりのり楽曲群
2.裕ちゃん、かおりんのしみじみ派楽曲群 ← 私のニーズ
3.なっち、ごっちんあややの最新ソロ曲披露
4.1〜2期メン結集による(ごっちんさえ排除して!)徹底的な、ノスタルジック&クラシック娘。
5.ソロ組による、アルバム楽曲路線
6.全員合唱


主にこの6分類となるだろうか。
これらの6群が入れ替わり立ち代り投入されるものだから、緩急の差が結構激しい。


その統一感のなさと、知らない曲のオンパレードで昨日は引き気味だったけど
プッチベストで予習していった本日は、だいぶんとライブの良さが分かって来たような気がする。


それはさておき上記の4はかなり意外な展開だった。
唄うことを許された?やぐっちゃんの歌声は、やはり素晴らしいものがあった。ハモリも最高だった。
まだ彼女に対して許せない気持ちの残る自分は複雑な気分でしたけど。
一方、「未来の扉」・・・・なぜだろう、いまいち胸にぐっと来るものがなかった。


初期メンによる初期楽曲群の歌披露はきっと心にぐさりと来るはず・・・・、
そんな舞台が早く来ますように、と願っていた私はどこに行ったのか。
思い当たる節は、昔の娘。の魅力を大きく上回る、現娘。の圧倒的な魔力、
ということになるのだろうか。それとも単に時間の流れなのだろうか・・・・・・・・・
いや、これは単に曲自体の弱さのせいだろう、と言うことにしておきたい。


あと、裕ちゃん、かおりんのソロはしっかりと感じ取り楽しめた。
こういう大舞台で持ち歌披露はファンも嬉しい。
後は相変わらずの硬い動きのかおりんのダンスを目を細めて楽しむ。



【ワンダコン】


なんだかんだでエルダーコンの感想ばかり長くなったけど、
一方のワンダコン。こっちはいろいろ考えることもなかった。


こちらは、もう、「7.5冬冬モーニング娘。ミニ!」の楽曲披露、
そして現メンによる「Do It! Now」のすごさ!に尽きる。


愛ちゃんの胸にしみいる歌声、
美貴ちゃんの子供に挟まれての可愛らしさ・・・・
萌え〜の世界ですね、二人に諭されたような彼女のお茶目な表情は。
そして、ごっちん、なっちがいなくても、「Do It! Now」で、
これだけの凄みを発揮できる現メンの底力に圧倒された。


すごいものに出会ったとき、私は体が硬直し動けなくなるのだが、
今回の「Do It! Now」はまさにそうだった。


そしてれいなの相変わらずのソロ志向(今回はごっちんの楽曲でセンターポジション)もまたたのし。
おまけは猫耳


あと、やはり美勇伝はワンダの世界ではないと思った。
客席もちょっとなじんでなかったような雰囲気がありあり。
さらにエルダーを見て、この世界にこそいるべきだと強く感じた。
エルダーのDef.Divaがかなり盛り上がっただけに、梨華ちゃんの歌声を聞きたかったな。