娘。秋コン「モーニングカレー」初日厚木

2006年10月 1日(日) 娘。秋コン「モーニングカレー」初日厚木


始まりますた、娘。秋コン!


今回初めて初日に参戦。初日といって特段変わったこともありませんでしたが、
強いて言えばネタばれ回避の苦労をせずにすんだことくらいかな。


春コンがおそらく空前絶後の、史上最高の、質の高いオーソドックスなライブツアーであり、
これを超えるものはもはや出来ないであろう、との私的な勝手な思い込み、
一方で同じことをしようとしても二番煎じになるだけだから、必ず趣向を変えてくるはず、との読み、
秋コンはアルバム中心の春コンとの差別化のため、少なからず古い歌をやったりしてくる、
との一般の予測もあり、今思うとなるほど!と思わせるライブでした。


一言で言えば、カレーが体現する「ごった煮」の世界、いろんな楽しみのおもちゃ箱、宝石箱のような
そんな表現がぴったり来るような、魅力的で楽しいライブでした。


正直なところ、最初の数曲のうちは、あれれれれれ???てな感じで、
これはちょっとやばいかも・・・・なんていう不安感に駆られたのですが、
れいなのソロから完全に新モードに突入、自分自身も引き込まれていく。


本来は、分割形態での歌披露はNGの自分なんですが、オーソドックスライブは春で十二分に堪能した、
同じことをやろうとしても出来ないなら、徹底的にハチャメチャにやってくれていいよ!
と言う自分の中でのある意味開き直りの気持ちに、
ソロあり、デュエットありの魅惑的な(まさに魅惑的な!)ライブがドンピシャと来たのかな。
もっともっとメチャクチャにやってくれても良かったのにという気持ちさえあるほど。
例えば、全員が一人ひとりソロをやっても良かった。
れいな、小春、美貴ちゃんの3人が続いた時はこれは来たか!と思ったが、
そんな楽しみはFCツアーでどうぞ、ということなのかも。


話は戻って、分割することで一人ひとりの魅力がさらに増し、客もそれに浸りきれる、というプラスの効果がすごい。


「シャボン玉」での亀ちゃんの幻想的な挑発的なダンスのすごさ!!
普段本当にニコニコして、おとめちっくな彼女なんですけど、
彼女がその微笑を封印すると変身するんですよね。
リボンの騎士のトルテュしかり、デビュー当時の映画しかり。
そのはかなげである意味空虚な表情と、そしてフェイスに似合わないが体格の良さが相乗効果で
今回の一番の見所ではないかと思います。


垣さん、愛ちゃんのなかよしコンビのデュエット(正確にはメインソロとバックダンスだが)
メインの歌を耳にしつつ、背後で踊るダンサーの熟視する・・・・・。
なんか、面白いですよ、この趣向は。
昼の時点で、「夜はソロとダンスが入れ替わるに違いない」と誰もが思ったであろう、
その夜のパフォーマンスは、「『声』と言えば垣さん!」の期待通りの大登場で、
会場も割れんばかりの声援と拍手!
いやいや素晴らしかったです。


そして出ました!美貴れいなコンビ!
歌はまたまたカップリング。
いやはやもう何も言うことはありませんよ。
かみ合わないMCがまたこれからいろいろ展開していきそうで、
と言うかこれからしばらく愛しい二人の会話が聞けるなんて・・・・。


春の時点で、もはや終了かと思われた、レインボーピンクがなんとまだ生きていた!!
そして、そのアナキーなパフォーマンスはますます過激さを増していたのであった。
これには客もビックリ!
あらためてこのコンビの楽しさに浸りきったと言うところかな〜。


そして、ついに出た!れいなのソロ!!
もうため息が出るほど「可愛い」


最近れいながテレビに映るたびに、
「ホンマに、可愛いなぁ〜」ってため息が出るように口に出して一人ごと言っております。
衣装は真っ赤なアイドル風で、本人も楽しそう〜。
もう何も言うことありませんわ。


きらりちゃんの新曲も初披露!!
「Thanks」で美貴ちゃんも美脚を披露!!


後半の衣装が二人組になっていて、
特にさゆ・小春組の衣装がかわいかったなぁ。
ベージュとピンクベース?で、胸元に大きなリボンがあるような感じで。


で、まぁ、いろんな魅力をぎゅうぎゅうに詰め込んだ盛りだくさんなライブ、
今回もまた、回を重ねる毎に楽しさが増していくような、そんな期待を持たせます。


逆にといってはなんですが、娘。、グループとしての楽曲にいまひとつのれなかった自分もいた。
あれほど体の芯から浸りきれた「SEXY BOY」も今一消化不良に終わった。


まだまだリボンの「落ち着いて鑑賞」の雰囲気が体から抜けないのかな。
それとやはり春コンで出し切った、堪能しきった、と言うところも正直なところあるかもしれない。


それから、新曲「歩いてる」は人生応援歌分野からの出題でしたね。
きれいなメロディだけど、バラエティにかけていてちょっと単調かも。
あと、歌詞がやっぱり不満。「Na Na Na Na・・・・・」はだめでしょう・・・・。


確か以前、「歌詞に出来ないことにも意味がある・・・・」なんて論争?もあったような・・・・。


それにしてもシングル曲が少ない。
カップリング、アルバムからかなり構成されてくるとの読みも当たり、
だいぶん前からずっとそこらへんの曲を聴き続けていたので、自分的には十分楽しめた。
No.5の「TOP!」なんかはそろそろ出てきそう(出て欲しい)などの読みも当たりましたね。
ここら辺も春コンと違って、いろいろ趣向を凝らしてやってくる、の一要素ですね。
後は、フルバージョンが結構多かった。 「そうだ!We're ALIVE」なんて、いまさらフルでやられても・・・・・なんて微妙な気持ちもありましたが、
おっさんにとってはフルは結構きついですよ(笑)
でもやっぱり心行くまで一曲を堪能できるのはいいものだと、あらためて実感。


一抹の不安と言えば、一般人には知らない曲ばかり、ということになるんでしょうけど
もはや常連狙いの戦法に変えてきているからそれでいいんでしょうね。
と言うより、自分自身昔のシングルばかりやられたら不満たらたらですから。
この路線で頼みますわ。


最後に今回、ヒールの全くないパンプス系の靴を履いて中盤出てくるのですが、
やはり結構「短足」に見えます。
でもそのパンプスが色も肌色に近く、サンダル風のため、
素足っぽく見え、意外に生々しくてGOOD。
ふくらはぎの筋肉が結構シシャモ風になったり(特に愛ちゃんとかね)、
ある意味、魅力的ですよ。