リボンを締めないと次に進めない・・・・・・

2006年 9月11日(月) リボンを締めないと次に進めない・・・・・・


いい加減リボンから離れないと先に進めないっちゃ!
ということで不十分だけど各場面の見所、名場面の自分なりの備忘録


【M1 Mystery of Life】


一桁列に座っていると確認できる、よっすぃと美貴ちゃんの目配せと合図
曲が始まる前に客席に対して後ろ向きに位置しているのだが、
毎回一言二言やり取りもあったみたい


あと「えこひいき」の振り付けも実は結構楽しいことに後半気がつく



【M4 GOD】


この歌は本当に迫力がある
神様が魂を授けて現世に子供たちを送り出すこの構図
これから展開される物語の重厚さ、奥行きを予感させる構成は本当に素晴らしい
そして、「この子が女の子になり 幸せをつかむその日まで ともに地上をさまようがいい!」
すべての物語が一つの糸で結ばれていることを暗示している、
あまりにも意味の深い台詞に感嘆するばかり



【M5 ブーケ】


水色のドレスのあまりに爽やかで清々しい美しさをかもし出しているサファイア
庭で母とくつろぐ、やさしくて純情で可愛らしい女の子を見事に演じている愛ちゃん
そして鐘の音とともに一瞬にして王子(男)に切り替わる演技
CDには収録されていない美しい楽曲の登場を心待ちにする



【M7 サファイアの出(騎士)】


王子として登場する愛ちゃんの凛とした姿に惚れ惚れ
背筋の張り、しっかりと脚を伸ばして歩く姿がとにかく美しい
まさに「男の子」をしっかりと演じている愛ちゃん
しかしブーケを母に渡す時に、心優しい母親思いの女の子の気持ちが混じる細かい演技に脱帽



【M8 大臣の出】


終盤マコ初登場場面では私が率先して拍手開始したけどそれでよかったのかな
よっすぃのおとめちっく仕草は毎回限られたアドリブ場面で客席を和ませる
出てくるだけで場をパッと明るくする、オーラの漂う小春ちゃん
声優しているだけあって?さすがに通りのいい声質は聞き応えあり



【M10 フララフララ】


淑女はその他大勢だが、各人に個性が割り振ってあって楽しい
ぼんやり派→さゆ、亀ちゃん
イケイケ系→れいな、垣さん
垣さんのちょっと怖い淑女には圧倒されました
それと洋風、あるいは古風なメイクと衣装髪型の似合うさゆの美しさといったら
でもって棒読みっぽい台詞回しがまたオツ


淑女の足音がどたどた過ぎるという指摘があったがあれはわざとか?



【M11 フララフララ(サファイア)】


女の子になれない自分を嘆くサファイア
そんな娘を慰める王妃
最初は王子として「母上」
「お母様」と母の膝にすがりつく娘として演技
演じ分けが上手でした
「やったあ!お母様」では、もはや幼い子供へと・・・・・


細かいっすよ



【M12 フランツ王子の出】


颯爽とリカンツ登場
似合ってるなぁ、王子姿


フランツを追っ掛ける垣さん淑女がやっぱり怖い
全員が扇子をふらふらさせて追っ掛ける姿がどうも怪物みたいで不気味
フランツと淑女のダンスも見もの


なお、アヤンツ独特の「素っ裸〜」の言い回しには要注目!



【M14 デュエット(あなたに会いたい)】


ここはもう二人のダンスの素晴らしさ
なんと言っても、愛ちゃんのダンスの素晴らしさ


背筋の張り
脚の運びの流麗さ
指先のしなやかさ
軸のぶれない鋭い回転
ときめきを表す視線


彼女のダンスをこんなにまで心行くまで見られるときが来るとはなんと言う幸せか


リカンツも頑張っているがやはり一歩劣るか
しかし、憧れの人を見つけて幸せ一杯、
というか、デレデレになっている表情がちょっとひょうきん
白い歯を見せて微笑みっぱなしだから


しかし同じ楽曲(MOL)を使いながら、アレンジを変えるだけで、
そして詩を変えるだけでこんなにも姿かたちの変わったものとして
客に訴えかけてくるとはすごいなぁと、後々思う



【M15】が台本にないのだが・・・・


「あ、見たことある。こんな感じ」のれいなの口調がもうホントに可愛らしいのだ
サファイアを追っ掛けていく淑女たち


「待ちやがれ〜」(れいな)に会場爆笑の時が何度か
その他、「待ちなさい」「待たんかい」の別バージョンあり
なお通常は特に言葉を発しない



【M16 ソロ(MOL)】


同じ「Mistery of Life」なのだが、歌い手、歌詞、アレンジが異なると
本当に違った表情に
最初のゆっくりとした落ち着いたテンポから徐々に盛り上がっていくところ
愛する人を思う気持ち」から「愛する人に絶対にたどり着く」という決心に至る
そんな心の過程を楽曲が見事に表現



【M18 陰謀のBG】


大臣ふんするよっすぃの台詞回しが終始落ち着いていてゆったりしたペース



【M20 KING】


この場面、もう少し人数が欲しかった
少しにぎやかさに欠ける
紺ちゃん一人の問題でもなさそう
せっかく大人数のハロプロなのに


それはさておき、王の歌もまさに名曲
喜びと壮大さを表現するに絶好


これからも何度か出てくるが全員での合唱がまた盛大で
かつ鍛えられていて、にぎやかさ、華やかさ、あるときは壮絶さを表していて
各メンバーのソロ歌唱とともに、訓練の賜物として聞き所の一つであろう



【M21 試合】


小さな子供のために仕組まれた場面
中盤以降は淑女の必至の演技にロックオン
特にれいなはもう普段のれいなそのままのような可愛らしさ全開
十二分に堪能しました
あと、ナイロンと大臣の息子もなにやらやっていたり、
亀ちゃん、さゆ淑女が自分もお尻つつかれたような振りをしているのが楽しい


なお、王の台詞「小さいのか。不公平だな」はアドリブが本台詞へ発展昇格(笑)



【M23 王の死】


跳ね飛ばされた剣で死する王
予想外の展開にうろたえる大臣の演技も見もの


そして大臣よっすぃの熱唱
中盤以降声がきれいに伸びきり、奥の深い味わいのある歌声を、
心行くまで心酔わせてくれたよっすぃに感謝


最初は美貴ちゃん、そして愛ちゃん、そして梨華ちゃん、と順番に要注目役者を変えてきたが、
中盤からよっすぃの演技、歌声には本当にしびれっぱなしでした


そして全員でフランツを攻め立てる合唱も圧巻



【M24 あなたに会いたい(フランツ)】


本当に気持ちを客に訴えかけてくるリカンツの歌
最初の公演こそ梨華ちゃんの歌をハラハラドキドキしていて聞いていたものだが、
途中からはもう安心して、そして彼女の歌を思う存分味わっていました


そして歌詞の内容がまた猪突猛進リカンツにぴったりなのが妙味
歌詞の中身も味わい深い



【M25 あなたに会いたい(サファイア)】


一転して愛ちゃんの絶品の歌声
リカンツ聞いた後だけに
感激〜(笑
冗談です



【M26 大臣の願い】


大臣の歌う歌詞「亡き妻の忘れ形見・・・・」
ただの悪人ではなく、息子を思うがゆえに一線をはずした
弱い父親の姿が垣間見られる美しい歌である



【M27 魔女】


そして舞台の気圧は急降下<。


60分経過後、ようやく藤本美貴大登場


ヨッ!待ってました!大統領!!


てな感じですね、まさに。待たされました
しかし待たされた甲斐のある、縦横無尽の大活躍、そう、陰の主役


初見のときの圧倒感
確か水爆級と書きました


ここはアップテンポのロック調の歌がしびれる
そしてなんといっても大臣との掛け合い、デュエットの壮絶さ


舞台の構図も素晴らしい
右サイド一桁列席から見上げると
大臣と魔女が一列状になって素晴らしい眺めとなる


歌、舞台ともにまさに名場面



【M29 リボンの騎士


高橋愛渾身の一曲
高らかに歌い上げる高橋愛に「ブラボー!!」の一言
まさに今ミュージカルの名場面の一つ



【M31 王妃の告白】


不敵な笑みを浮かべ王妃を操るかのような仕草の恐ろしい魔女は圧巻
ソロの歌も低音の響きが地響きのようで素晴らしい
一瞬玉座に腰掛けるヘケティのおみ足がスカートに隠れないで露出するのは、2回に1回くらい
無理やり玉座に座らせられる大臣の息子の不安そうな表情
そして壮絶で圧倒的な第一幕の終わり方
あえて言うなら腰が抜けて席を立てないかのような迫力で幕が下りる



【M32 牢番】


ノノールはちょっと力み過ぎだが早口でも台詞がきちんと聞き取れるとこがすごい
リカールは牢番としてはカッコよすぎる青年
全般に唯一無理のあるストーリ展開だが、M34を設けるためのものとしてなら無問題



【M34 許しあい助けあい】


今ミュージカル屈指の名場面&名曲
音源を聞いているだけで何度泣いたことか・・・・・
王妃の優しく娘を諭す歌に、サファイアの気持ちが徐々に和らぎ安らかになっていく
その見事な演技に要注目
そして高橋愛の目からあふれ出る大粒の涙、そして涙
歌い終わった後の台詞がまさに涙声になっているほどの感情のこもりようには言葉もない
そしてその歌詞は自分自身の日常のあり様さえ考えさせてくるのだ



【M37 戦いのとき】


またまた名場面
リカンツの腹から出る歌声に圧倒される


そして騎士の登場!!!
しっかし、よくもまぁこんな演出を・・・・・・・・
あんまりにもカッコよすぎてぐうの音も出ない
舞台をただ見つめているばかり


はかない表情で登場するのは無骨なトルテュ
後ろ向きに登場するのは終始キザなヌーボー


風のトルテュの舞台照明は青
炎のヌーボーの舞台照明は真っ赤


口数の少ない真面目なトルテュ
常に自信満々で口八丁のキザなヌーボー
ヌーボーは最後マントを翻して走り去っていく



【M38 あなたに会いたい(明日を待つフランツ)】


いいねぇ・・・・・リカンツ最高
確かに歌の上手さでは他の2人のフランツに劣るかもしれない
でも伝わってくるんだよね、歌い手の感情が
歌は心より技術と思っていた自分が、
生まれて初めてそれが間違いだと言うことに気づいた2006年の8月



【M39 スカウト】


舞台登場前上手舞台袖裏で、さゆが歌の練習中
まじでその声が聞こえてくるのでびっくりしました
そしてしっかりとハモリの入ったデュエット
可愛らしい〜


ちなみに14回も行ってれば、スポットライトも当たりましたよ(笑)
近くに女性二人連れがいたのだが、特にそこを目がけてはいなかったようだ
子供じゃないから意味ないのか



【M41 魔女2】


ヘケートの独壇場!!
自らを美しく高らかに歌いあげる


永遠の魂を授かったがゆえに愛する男は次々と死んでいく・・・・・
ともに生きてともに滅びる人間の魂が欲しい


「永遠の命は永遠の孤独」


すご過ぎます
なんと意味の深い世界か・・・・・・・・
歌詞にもヘケティの見事な歌にもまさに圧倒される


ちなみに左前方の席に座ったとき、
「愛する男は」の歌詞の時ヘケートの視線がまさにこちらに一直線に来て
胸が張り裂けそうになってしまいました
藤本美貴に愛された、そんな錯覚に体全体がびりびりと電気が走った


そしてヘケートの台詞のはまり具合といったらもう・・・・・・
「どんどん冷たくなっている」
「早くしないと、死んでしまうわん」



【M43 スカウト2】


硬軟が順繰りに繰り出される緩急をつけた演出
今度は二人組み、階段状よりまたまた可愛らしく登場で〜す



【M44 サファイアの出(カマイア)】


いつの間にか笑いを取る迷場面になった一こま
おそらく盆明け以降にカマイア(オカマ+サファイア)が極大化の様相
一説には土井たか子
一番乗りのりのときは、スカウトの肩を持ってゆさゆさする


女性なのに積極的ね、と指摘されて、「あれ〜」と一旦は女性に戻るも、
その後の「助けて〜」がこらえきれずに男に戻るという
微細な演技に愛ちゃんも心底楽しんでいる風(笑)


れいなの「さあ、おじさんについておいで」も初期は笑いを取っていたのだが



【M45 花嫁候補の正体】


「ワーイ」の部分は一般客、序盤は結構受けた
大臣の息子は花嫁の顔を見たときから怪訝な表情
そして刀を突き出したサファイアに即座に反応と細かい演技



【M46 決闘】


名場面!!
決闘する二人を背後に高らかにうたうヘケート
なんと見事な構図であろうか
どちらの演技、歌も見逃せない贅沢な場面
決闘のアクションも実に洗練されていて見応えあり
序盤の試合と異なり剣を交える音が響き渡るのが迫力あり


そして自ら剣に飛び込んだサファイアを見て以降、微妙に感情が揺らいでくるヘケート



【M47 リボンの騎士


切ない
男になっても女性であった時の気持をしっかりと忘れないでいるサファイア
今のままでは自分の本当の気持ちを永遠に伝えられないと悟り
それなら、と死を持って告白することにしたサファイア


そんな感情のうねりから、告白後の安らぎ・幸せまでを
見事なまでに演じ、唄いきっている高橋愛に拍手


おとこであろうと
おんなであろうと
いちど愛した心に変わりなく


あなたに言いたい
あなたに言えない
こうなるまでは
言えないことばかり


でも、もう言えました ←←←← 泣泣泣泣


私は
しあわせ・・・



もう写経したいくらいです、本ミュージカル全編の歌詞を


傍ら地面にへたり込んだヘケートの放心状態の演技も要注目




【M48 葬送】


悲壮な前場面から一転して静寂と安らぎの感じられる楽曲
ノノールの清楚で清らかな歌声には感動した
さすが辻希美である


負けを認めたヘケートの心の変化
そして合唱とヘケートのソロの重唱の壮大さ!!


「愛されるより愛する愛」


これもまたこのミュージカルの名句の一つ



【M49 物語の結末】


魂をサファイアに返し、一人寂しそうに離れようとするところを
神様に呼び止められ魂をもらえることが分かって
階段を駆け上がる、笑顔のヘケティの可愛らしさ(^^
ツンデレという用語とその意味をはじめて知りました



【M50 大団円】


大円団ではない



【M51 エピローグ】


エビちゃん扮する神様の歌は本当に感動的
本当に感謝を込めて拍手していた終盤の自分


素晴らしい原作をこの世に送り出してくれた手塚先生に
想像以上の完成度で作品を送り出してくださった木村先生はじめスタッフの方々に
愛しい娘たちを支えてくださったエビちゃん、マルちゃんの大先輩がたに
そしてわれらが娘。たち、美勇伝辻希美安倍なつみ松浦亜弥


心から拍手を!!