美空ひばり追悼コンサート(6/24)

あややの真っ赤な衣装はまさに美空ひばりを彷彿させるものでした。
衣装負けしないあややの風格もすごいと思う。


肝心の歌の方、「草原の人」はやや力が入り過ぎた感じもしないでもなかった。
もう少し抑え気味に、軽く歌う方が絶対にいいのに。
やはり、前後に登場する大歌手陣への張り合いも含めた意気込みもあったのだろう。
正直、会場の大部分を占める年配の聴衆が、どれくらい受け入れてくれたか、自分にも判断しづらい。


一方、娘。はこの日のためにわざわざこしらえた振り付けも披露、と力が入っている。
「河童ブギウギ」では、ひょうきんな振り付けで娘。らしさをかもし出す。


でも、「えっ!まさかこれで終わり??」と一瞬不安を抱いた。
しかし、途中からBGMが切り替わり、スローテンポに。メドレー構成であることが判明する。


「来た来た来たっ!ここはもう愛ちゃんしかいないでしょうっ!」


と高鳴る胸の鼓動に応えるべく、真打ちの3人娘のトップバッターとして愛ちゃん登場(^^
左の方からじりじりとセンターに歩み寄る。頑張れっ!!


美空ひばり高橋愛なんてまさにうってつけ。
さすがに前後する大歌手に肩を並べるとまでは行きませんでしたが、
すばらしい歌唱力を披露してくれた。


続いて、美貴ちゃん。
美貴ちゃんは本番では力がでにくいタイプとも言われている。
今回、音程、声量ともに今一歩の感もしましたが、でも、歌ってそれだけじゃないから。
彼女の持つしっとり感や感情表現はぴか一だったと思う。


トリはれいにゃ
若々しい細めの声は、ある意味似合わないが、そのアナキーな側面は、
美空ひばりの幼年期に通じるものがあるのかもしれない、と勝手に推測する。
れいにゃの歌も愛ちゃん同様、その実力をしっかりと出し切ったと思う。


3人とも、つんくさんの期待に十二分に応えられる力を発揮したんじゃないかなぁ。


こんな風に、さすがに美空ひばりを歌うとあって、精鋭を中心にした構成でしたが、
まこっちゃんが4番手としてかなり重要なパートを歌わせてもらっていた。


まこっちゃんはダンスだけの人、お笑い担当の人じゃなくて、
本来、高橋愛に次ぐ歌唱力で期待の人だったし、自分の中では今でもそれは変わらない。
だから今回の久々の抜擢は嬉しい限りだったし、彼女の持つ独特の声質を十分活かした、
いい役割を果たしていた。


振り返って思うに、バックが生バンドだと、歌唱力の実力が如実に表れる。
あややの「草原の人」にしても、耳慣れたカラオケでない分、聞く側としても少し妙な気持ちになった。
上手く練り上げられたカラオケは歌唱力を補う意味もあるのかもしれない。


娘。にとっては、多分ほとんどのメンバーが初めての生バンドだろう。いい経験になったと思う


私の推しトップ3、すなわち、歌唱力3人娘の実力がはっきりと認識できるような楽曲も
これからつんくさんには提供していってもらいたい。


P.S.
氷川きよしとか、和田アキコとか(^^も生で見るのも楽しみで、十分その魅力を味わえたのだけれど、
とにかく、美空ひばりのフィルム映像が長すぎっ!!!!!!!!


長い長い、延々と続く。コンサート開始から、20分間。
コンサート終盤には延々40分!!!
18時に始まり、終了は21時40分。疲れた・・・・・


もうお尻が悲鳴をあげていました・・・・・・・・