辻ちゃんの涙

先週のフラッシュに、先日の739カップの模様が見開きで掲載されていました。


みうながボールに祈りを込める名場面とか、梨華ちゃんカレッツァ小島と競り合う
場面とか、印象的な絵がいっぱいで、あの日の感動が鮮やかに蘇る。


ホント、ドキュメンタリー映画を作ってほしいくらい。
ピンチランナー」の比じゃない。何せ、筋書きのないドラマだったのだから。


これらの写真の中で、PK戦を見守るのんちゃんが泣いている様子。
こんな悲壮な顔をしていたかなぁ、と思うくらい胸が痛んでくる。
のんちゃんは実は後半試合中からベンチで泣いていたという。


チームが必死にがんばっている姿に感動を覚えたとか、
同点になって嬉しかったとか、いろんな理由は考えられると思うんです。


でも、のんちゃん自身は体の芯から沸き起こるような感情の高まりに抗しきれず、
自分でも訳分からぬまま涙があふれてしまった、というのが実態なのではないでしょうか。


後半は自分が試合に出ていないのに、感情移入が完全に出来てしまうところ、
ののたんの感受性が強くて、根はとっても繊細であることを、改めて感じます。


そして、大きくなってずいぶんと強くなって安心していたのんちゃんに、
昔々常日頃抱いていた、「このか弱い子を守ってやらなきゃ!」という親心、
あるいは判官びいきの心情に久しぶりに陥り、そんな自分にある種の心地よさを
感じている自分に気がつき、苦笑いしてしまうのでした。