武道館梨華ちゃん卒コン

すがすがしくて笑顔あふれるいい卒業式でした。
これからは卒業も、どんどん大きな流れの中のひとつの通過点の色合いを濃くしていくんでしょうね。


また、「随一の人気者の卒業で、娘。は仕切りなおし」のような解説がどこかにありました。
なっちの卒業とか、1期生のいなくなる圭織の卒業とか、
その度に、娘。は新しく生まれ変わるとの認識を抱いたものですけど、
本当の意味での脱皮が、(最後の?)「人気者」梨華ちゃん卒業の、今なのかもしれないとの
意も強くしました。


卒業式自体は前日に予感されたとおり湿っぽいものになりませんでした。
やぐっちゃんの「退団」があったりとか、圭織の卒業からまだ日も浅いとか、
そんな環境が、5〜6期の面々の意識も大きく変えているのかもしれません。


何よりも、当の本人の梨華ちゃんがずっと笑顔を通し続けていました。
その笑顔は、娘。での5年間を、やりきったという充実感と、
まれに見る強靭なプロ意識の賜物でしょう。
聞くところによると、舞台を掃けてからこらえきれずに泣いたとか。


すでに意識は美勇伝への活動へとシフトしていると思いますが、
新曲もなかなか風変わりで面白く、美勇伝の個性というか特徴も固まりそうな感じ。


送る側では、愛ちゃんにいたっては、
「私の卒業のときも、こんなかっこいい卒業式が出来れば」なんてコメントもするし、
娘。は相変わらずハロプロ。のフラッグシップであり続けるものの、
その位置づけが徐々に変わりつつあることも如実に感じざるを得ませんでした。


おりしも7日の昼夜ともに、「大阪 恋の歌」を歌う直前、
「皆さんのおかげでオリコン2位を取ることが出来ました。ありがとうございました」
との感謝の辞が愛ちゃんよりじきじきにあり、ちょっと私を驚かせたものですが、
この声明は、娘。が過去の栄光を脱ぎさって、もう一度初心に帰ってがんばっていく、
と言う決意表明であったようにも思います。


新しい娘。への期待は本当に大きい。
メンバーがどんなに化けていくのか、本当に楽しみです。