飯田圭織ファーストソロライブ「アヴニール〜未来〜」地中海キャンパ

ついに圭織のファーストライブに行ってきました。


圭織の「歌心」がしっかりと伝わる、その魅力と彼女の持つ「歌の力」が、
私たちにとって何物にも勝るものであり、かけがえのないものであることを改めて実感しました。


「これからも本当に、あなたの歌で私たちを魅了していってほしい」、
そんな当たり前の感想をさらに強くした一夜でした。


また終演後には、圭織本人のたっての希望で、お客さんと握手・ポラロイド撮影してお見送り。
これを聞いたとき、驚きと喜びでのけぞりそうになりました。
もちろん物理的な嬉しさもありますが、そんなことよりも、
「圭織本人が『ファンの暖かい気持ちに、どうしても形として応えたい』と希望した」と説明があったこと。
その気持ち自体が、何より嬉しかった。
私たちの気持ちがきちんと彼女に伝わっているんだな、と言うことを確認できたことが嬉しかった。


さて、間近で見る圭織は、いつもと同じ感想だった。


「華奢だなあ・・・・・」


娘。メンバーの中にいると、あたかも「大女」のごとく捕らえがちだけど、実際の圭織は、
本当に可憐な存在。ショートヘアも想像以上にフィットし、かえって、上品で清楚なお色気を
作り上げていたように思う。


圭織は、これから「大人の女性としての魅力」をコンセプトとしてやっていく」と、
司会のたいせーさんの冒頭の紹介もありました。


この日のあまりにも気品あふれる圭織を見て、まさに肌で感じて、私の意思も固くなった。


「よし、わかった。その路線、徹底的に支持しよう!」


さて、今回のライブのコンセプトは、二つ。


一つは、ライブの副題にあった「地中海キャンバス」。
そしてもう一つは「歌手飯田圭織の原点」。


楽曲構成はこの二つを柱に構成されていました(+ゲスト用の1曲)。


前者は圭織のソロワークとしての、おそらく一区切りとしての意味合いもあるのでしょう。
その成果をきちんと発表することを、ソロ後初の歌手としての仕事に位置付ける。
とても地に足のついた考えだと思いました。


選曲はファーストアルバムとセカンドアルバムから、特に圭織のお気に入りの曲、
そして、ステージの起承転結も踏まえた楽曲構成。


すなわち、前半はやや明るめで雰囲気を和ませる楽曲、
(「オーシャンゼリゼ」、「砂に消えた涙」)
そして、終盤は、そして情感をたっぷり込められる熱唱型の曲を配する構成。
前者は圭織の持つひょうきんさと暖か味が感じられ、後者は、持ち前の歌唱力を存分に感じられる。


正直、選曲は完璧だったと思います。
「リラの季節」、「シェルブールの雨傘」、「オサブリオ」、「バラ色の人生」、
圭織の歌声が、圭織の歌う表情が手に取るように思い出される・・・・・・。
美しい高音の響き、圭織らしい切なさの表現、そして伸びやかな余韻。


二つ目のコンセプトは、娘。を卒業し、これからソロ歌手として長い長い道を歩んでいくにあたって、
もう一度、自分自身の歌手として原点を振り返り、それをファンの人たち共有することで、
これからのスタートに臨もうという意思の表れ。


もちろん、会場のお客さんにも楽しんでもらおうという意図もあったことでしょう。
私自身は、開演前は、一つのイメージでの統一感こそ圭織らしい、と思っていましたが、
これは初のソロライブ。節目であるライブ。この二つ目のコンセプトが、即座に理解できたので、
それはそれは、とても意義のあることだと思いました。


つまり、わかりますか、この選曲。好き勝手に選んでるわけじゃないんです。
(ま、ある意味、単に好きな曲ですが・・・・・)
すべては、飯田圭織の歌手として道を決定付けてきた運命の曲ばかりです。


愛の種」/圭織の歌手のスタートはモーニング娘。その娘。の原点といえばこの曲。
「あなたに逢いたくて」/歌手として敬愛する松田聖子さんの歌の中でも圭織が最も好きな曲。
淋しい熱帯魚」/子供のころの圭織の夢は、「WINKになりたい」でした。
「卒業写真」/歌が好きなご両親の影響が本当に大きい。そんな感謝すべきご両親が大好きだった曲。


そんなこんなで、とっても意味深いソロライブ、そしてディナーショー形式と言う新しい試み。


「最初は小さなステージから始めるのもいいことだ」とつんくさんは語ったとのこと。
新しい試みとしてのディナーショー形式は、個人的にはとても好感触でした。


それゆえに、こういう形で続けるなら、願わくは可能な限り公演数を増やしていくことこそ、
ある意味、「義務・責務」でしょう。そうしないと、幸せを享受できない人たちをたくさん産んで、
結果的に演じる側の自己満足に終わってしまう。
私は幸いにしてチケットを取れたからよかったものの・・・・・・。


とりあえず今日はこの辺で。
後日、詳細レポでもまとめてみたいと思います。


本当に、ソロとしての良きスタートが切れておめでとう。
応援します、これからも、ずっとずっと。