「アヴニール 〜未来〜」をじっくり語る

圭織ソロライブの申し込みも無事終えました。
往復はがきは無事に着くだろうか。
応募総数とか、名古屋の娘。コンに行く人の数とか、その中で圭織ソロの申し込む人の比率とか、
な〜んの根拠もなく試算したりと、無意味な努力をしたわけですが・・・・(笑) ← ホント、バカ


結局、考えても一緒や!と開き直り、自分にとって一番都合の良い日時にしました。
どっちみち、人脈を駆使して、二人申し込み枠を相互に活用するという手法には太刀打ちできないですから。
本当は1枚だけ申し込みの人の当選確率は、2枚申し込みの人の2倍にしてほしいですけど・・・・・。


ところが、今日帰ってみると、チケットぴあで先行予約がっ!!
そんな席数あるのかいな、と思いつつ早速申し込む(^^
当たればいいな、ランランラン♪


さて、無事に娘。も卒業もしたことだし、圭織のソロライブもまもなくだし、
今、「愛の第6感」よりはるかに頻繁に聞いている「アヴニール〜未来へ〜」の感想を書こう。
まず最初に、「もう少しアレンジを凝って豪華にしてほしかった」という第一印象は、
楽曲そのものの良さに打ち消されて行きました。


私的なNo.1は、なんと言っても本人作詞の「歩いてゆこう〜未来へ〜」


かおりんらしい、あまりにも屈託のない純真な歌詞に、
とてもほのぼのとした少しシャンソン風のメロディが完璧に調和していて、最高です。
本当に心が和み、平和な気分になります。
かおりんも明るく、心底楽しそうに歌っているのも心地よい。


「水のメロディ」なんて圭織らしいフレーズも出てくるし、
かおりん自身が本当に大好きな「お散歩」なんて言葉も出てくるし、
当然歌自体がお散歩の風景にすごくマッチしていて、
本当にお散歩しながら聞いていると、幸せな気分になるんですよ。
冬の昼下がりにお日様を体に浴びて、のんびり聞くのが実にさわやか。
私は強くなる日差しを浴びて実行していますよ。


実はこの曲は、アルバムの中では完全に異色、というか浮いてさえいるけれど、
それはそれでええやん。
まさに、ハロプロ。楽曲大賞2005の候補作です!!
「HELP!!」を上回る曲が来ました(笑)


次に、「未来図」


都会的な洗練されたタッチが心地よく、メロディラインも美しくて、本アルバム中のトップ3にはいる佳作。
アルバムの1曲目、2曲目としょっぱなからがんがん来てくれるのが嬉しい。
冒頭からいい曲を並べてくるのはいいアルバムの証拠だと私は思っています。
駄作の中にいい曲が少々、と言う「普通の」アルバムはこうはいかないでしょう。


「情熱のトビラ」


フラメンコ風の楽曲で、地中海シリーズの余韻を漂わせるまた趣向の違う曲。
本当は「情熱の人」である圭織の持つ、その血潮が一気に発散させられるのではなく、
少し抑え気味に表現されているところに味があると思います。
全然曲としては異なるけど、位置的にはセカンドアルバムの中の、「NIGHT OF TOKYO CITY」とか
「抱いて HOLD ON ME!」のような位置づけになってほしいって、意味不明・・・・。


真珠貝


「情熱のトビラ」と同様、地中海シリーズを彷彿させる楽曲。
間にちょんと入るアクセントが面白い。メロディも美しくて、聞きほれてします。
ミディアムテンポで、これも多少の抑揚を効かせた歌声がうならせます。


「私の中にいて」


味わいのあるバラード!!
圭織の歌唱力が遺憾なく発揮されていてすばらしい。
別れの歌なんだろうけど、どこかしらに吹っ切れたような明るさ、前向きの表情が、
圭織の歌声から聞き取れて、しみじみしているのに、ちょっと元気になる不思議な曲。
そんな前置きも必要ないほど、曲自体がとてもいい出来映え。


「さよならまでにしたい10のこと」


「私の中にいて」をさらに上回る壮大なバラード。
後半に向けて徐々に徐々に盛り上げていく熱唱がすばらしい!!
こちらは少々物悲しさいっぱい。
ピアノ伴奏も素敵。


「真冬の輪舞曲」
ワルツです。新境地開拓です。
ワルツなので少し楽しいのかなと思いきや、全体に流れる物悲しさがここでも貫かれている。
ライブでは絶対に披露してくれると思うので、どんな感じになるのか楽しみ。
行けたらですけど・・・・・


「旋律」
たいせー作曲です。


「世界でいちばんきれいな星空」
都会的なタッチの曲です。


ちょっと、力が尽きつつある・・・・・・。最後はがんばる。


ありふれた奇跡


アルバムのラストを飾る穏やかなバラード。
少し昔風のフォークソングを思わせる曲調に懐かしさを感じる。
でもこれがまた良くて、聞けば聞くほど味わいが出てきて、奥が深い。
全体的に淋しいトーンだけれど、それでもアルバムの終わりを締めくくるべく、
少し落ち着いた、とても優しい雰囲気で圭織は歌っていて、ココロを平和にさせる。
最後の締めくくりにぴったり。


そんなこんなで、歌詞の内容についてまでコメントできませんでしたが、
とにかくいろんな楽曲に彩られた渾身の一枚は、本当に私たちファンにとっても、
そしてかおりん自身にとっても、最高の贈り物になったのではないでしょうか。


師匠、つんくさんの作はシングルに限られ、プロデュースもたいせいですけど、
以前にも言ったように、ごった煮の心地よさとは違うある種の統一感を感じさせてくれるのは、
アルバムとしてはとてもいいことだと思います。
なによりも、オリジナル楽曲による日本語のアルバムはやっぱりいい。


そしてもちろん圭織の歌声っていいですね。
必ずしも裕ちゃんのような美声でもないし、愛ちゃんのような「力」もないけど、
それでもその独特の声質とか、歌い方とか、個性があって、
なんと言っても圭織その人をどんな人か、(一応)分かっている(と思っている)、
そんな思い入れが聴いているだけで幸せにさせてくれる。


これからの圭織の歌手生活、彼女自身いろんな可能性を秘めていると思うので、
地中海風に限らず、いろんな歌に挑戦していってほしいです。


たとえば、いつか全曲ハードロック調にするとか。
私は、革ジャン着て、鎖を巻きつけてパンクの衣装を身にまとって、
バンドを従えてシャウトしまくる圭織姫もいつか見てみたいなぁ。
お嬢様衣装も似合うんですけど。
圭織自身の嗜好は別にしての話ですけどね。