びわ湖コン(11/21)

昨日の昼のライブから1月30日の夜まで、限られた機会しかないが、
圭織にいわゆる「ロックオン」を続けることにした。
個人推しの方々にとっては当たり前のことらしいが、
私にとってはまさに未体験ゾーンに突入だ・・・・。
残すところ後わずかのステージ、それを過ぎるともう娘。としての圭織は見られなくなるから・・・・。


そしてその第一日が終わった。
娘。単独コンとして圭織にとってのラストのステージ、しっかりとこの目に焼きつけた。


まず、圭織は昼の部の最初から表情がいつもよりもとても明るくて笑顔いっぱいだ。
明るくて楽しい歌の時、MCの時、圭織の柔和な笑顔がすばらしく印象的だった。
ともすればどこかを見つめる物憂げな表情を続けることがある圭織だが、ツアーラストのこの日、
圭織自身のラストにかける意気込みのすごさがはっきりと見て取れた。


このロックオンによって改めて、
圭織の長い手足を生かしたダイナミックなダンスに圧倒された気がする。
そして普段ならじっくり見ようとしても、どうしても体が反応して躍動してしまい、
毎度毎度ステージを見るのがおろそかになりがちな、「恋レボ」や「ここにいるぜぇ!」でも、
これが圭織の最後の勇姿になるかもしれないから、とじっと圭織の動きを見つめる。
しっかりとしっかりとしっかりと・・・・・・・。


それにしても昨日、涙は2度私を襲ってきた。
それはまずお昼の最初の3曲とMCが終わった後、早々にやってきた。
MCの後、一転してわびしい曲調の「恋 ING・・・」に突入。
すると、私の中でこみ上げるものを抑えきれず、はや目頭が熱くなってしまう・・・・。
もうすぐ娘。としての圭織が見られなくなると思う気持ちがこの時頂点に達してしまった。
涙腺は、次の「HAPPY NGHT」でもしまらない・・・・。


MCのたびに沸き起こる圭織コール。いつもは恥ずかしさからほとんどコールのできない性質の
私も精一杯声を張り上げる。心残りのないように!


夜の部。


オープニングに「GOOD MORNING!」がかかる。
実は開演前のBGMでも、いろいろとかかっていたらしい。
そんな粋な計らいに、いよいよ圭織のソロコンラストという感覚がいやがおうでも高まってくる。


夜も昼同様、圭織ロックオンを続ける。ロックオンは本当に不思議な感覚にとらわれる。
メインで歌っているボーカルも、観客を煽るメンバーの声も、すべてが遥か彼方で鳴っているような、
この世の中に、自分と、歌い踊っている圭織しかいないという、
隔絶された空間にスポッとはまってしまったような異次元感覚・・・・・
そうこうするうち、夜の部もラストに差し掛かり、アンコールは当然、圭織コール大合唱。

そしてアンコール後のかおりんのMC。もちろん、かおりコールが鳴り止まない。
すると何だろう、どこからか聞きなれた曲が流れてくる・・・・。メンバーはみんなきょとんとしている・・・・。
しかし、これは紛れもない「たんぽぽ」だ〜!


サビだけだったけど、かおりんは思う存分心をこめて歌いきった。
やぐも万感あふれる思いで耳を傾けていたようだ。本当にすばらしい光景だった。


この予想外の展開にさすがの私も浮ついてしまって、あまりこの時の記憶がはっきりとしない。
とにかく圭織が満足そうに歌っていたのは確かだ。そしてもちろん、この日2度目の涙が噴出だ。


この選曲で感じたのは、やっぱりかおりんと言えば、第一期のタンポポであり、
楽曲としてはメインとして圭織が史上最高に輝いていた「たんぽぽ」であるのだということ。
これ以外にはありえないのだということ。


1月30日のサイリウム企画は、「黄色から白色への変化」と決まったようだ。
私の中には当初のこの案に対して、「昔を振り返ってどうするんだ、これからのスタートなら青だろう」
と考えていた自分の思考の愚かさを、圧倒的なタンポポ色への指示によって思い知らされた。
後ろを振り返ってもいいじゃないか。娘。として歩んできた、最も大切な思い出、
最も自分自身の才能を発揮できたすばらしい「仕事」を思い出して楽しんでもいいじゃないか。
だって、そうすることこそ卒業式の特権なんだものっ!


話は戻って、オーラスはいつもの「GO GIRL」に代わって「愛の種」・・・・・。
この曲はどこかで絶対に来ると思っていた。おそらくオーラスに来ると・・・・・。
その通りの展開に大満足だ。


しかしこの曲は、圭織の歴史、そしてそれを見つめてきた自分の歴史をまざまざと振り返らせる・・・・・。


ASAYANで今では考えられないほどの人見知りで、おとなしすぎるかおりんにひときわ引かれ、
その後その天然ぶりの発揮に、さらにいっそう引かれていった日々・・・・・。
5万枚完売のナゴヤ球場の5人、そして圭織の姿をテレビで見て感激した日。
名古屋のデビューイベントで圭織と初めて握手し、
会場で繰り返し流れていたモーニングコーヒーとそして愛の種・・・・・。
娘。草創期のいろんな思い出が走馬灯のように頭の中をかけ巡る。


圭織コールを交えて歌い終わった愛の種・・・・・。これで娘。の2004年のツアーは終了した。
そして、圭織の娘。単独コンも終わってしまった。


でも、自分自身の中ではとてもすがすがしい爽快感と達成感がある。
まず第一に私自身が精一杯圭織を応援できたこと。
圭織も体調万全、心身健全で、100%の力を発揮して見事なステージを見せてくれたこと。
だからこそ、とてもとても思い出に残るライブとなった。


まだ、娘。としてのステージは残されている。テレビ出演に、Helloのライブ。
しかしとりあえずは、昨日会場で何度も何度も叫んだコールで今日の日記を締めくくりたい。


「ありがとぉぉぉぉ!圭織!」