あやや IN 府中の森(4月4日)

今回のツアーは、ゲスト出演がないということで、詩の朗読(ビデオ上映)があります。4日の昼の「THE LAST NIGHT」は、 少し退屈でしたが、夜は一転、「100回のKISS」の朗読がすばらしかった。何よりも詩自体が大好きだから、心の底から引き 込まれてしまった。初期の曲の一連の歌詞は、子供から大人になりかけの、青春の甘酸っぱさがいっぱいで、大人が聞いても、 胸がキュンと締め付けられるようなものが多くて、大好きなのです。どれもこれもとても秀逸な出来映え。詩だけを パソコンに打ち込んで、それを何度も自分で読み返したりしていたくらいですから。


セットリストは言うことなしです。
冒頭の「奇跡の香ダンス。」。出だしにふさわしい、のりのりの名曲。しょっぱなから大満足。 「×3」の数々の名曲をしっかりと演じてくれたのも満足度100%。特に待望の「オリジナル人生」→「恋してごめんね」は期待通りの 出来映えで最高の瞬間でした。「×3」の新曲はすべて演じられたわけじゃなかったのですが、私的にはその選択自体も良かった。


ラストとなる「可能性の道」は、胸に染み込む佳曲です。CDよりもはるかにしみてくる。あややの限りない可能性と、それを信じて 歩もうとするあやや自身、そして、会場に来たファンへの応援歌としても、まさにオーラスにふさわしい曲でした。 こういう風にすばらしい曲が続くと、もはや「めっちゃホリディ」さえ、古臭く感じてしまうくらい。
そして、今回一番良かったのは、「初恋」。最初、なぜこの曲がオリジナルシングルの大サービスともいえる3曲目に入って いるのか分かりませんでした。もちろん、理沙子ちゃんの映画の主題歌になっていることもあるのだろうけれど、バックトラックも シンセだし、手抜きかな、と思っていたのが大誤り。「愛あらば」同様、聞き込むほどに染み渡る名曲です。風信子に対抗して、 実はしっかりとつんくさん仕事をしています。脱帽です。そして、ライブ生歌もファンタスティックな出来映えでした。


その他、ゲストを交えての作られたおしゃべりコーナーがなくなって時間は10分ほど短くなったけど、歌とあやや自身の言葉によるMCは 従来どおりで十分満足できるものでした。 願わくは、今後体調を万全にして、曲の削減がないよう祈りたい。


後一つ。衣装がこれまで以上に美しい。少し奇抜と言ってもいいかもしれないけど、かわいらしくもあり、セクシーでもあり、特に 色使いが多様できれいだったなぁ。きれいなおみ足の露出はかなり少なくなったのですけど、それを埋め合わせる 位の見ごたえがありました。


あやや、いいよ!この調子ですっ飛ばそう!